超一流、二流、三流の休み方ーーー休みを見直せば、人生が変わる!|新井直之(著)
を読みましたので感想とメモを書きます。
要旨
タイトルの通り、休み方に関するあらゆるテーマについて、超一流、二流、三流の休み方が書かれた本
超一流、二流、三流それぞれの休み方についてテーマごとに並べて書かれているため、自分は何流かな?と考えながら読み進めることができる
全体の感想
時折「ネタか!」と思うような超一流の過ごし方もあって、ちょっと笑いながら突っ込んだり、それが良いアクセントになっている。
その上で「なるほどなぁ」と思うことが書いてあって面白いです。
この手の本には、
- 著者のステータス自慢から入り、こんな凄い私が言うのだからこれが正解だ!いう「著者マウントパターン」
- 論文や研究データなどを前置きし、論拠を明示してこれが正解だ!という「論理的くどくどパターン」
が多いのですが、この著書はそのどちらでもなく、本の内容のテンポがよくて最後まで気持ちよく読めるパターン(細かい根拠とかが気にならない)で、僕はとても好きでした。
いくつか気になった箇所ピックアップ
ごく一部ですが、メモと感想残しておきます。
休日の過ごし方
- 三流:ダラダラ寝て過ごす
- 二流:散歩や趣味を楽しむ
- 超一流:仕事の下準備をする
「仕事用のアイテムの購入」や「会食で使おうと思っていた店へ下見」など、超一流は仕事と休みの境界を作らない。
勉強とか読書はどこに含まれるのかしら。ここでタバコ吸いながらパチンコ行く人とだいぶ差がつくよね。
休みの日の前日
- 三流: 仕事を放置して帰る
- 二流:仕事を終わらせて帰る
- 超一流:仕事をあえて残して帰る
仕事には「こなす仕事」と「思案する仕事」の二種類があり、超一流は「思案する仕事」を休日に行うらしい。休日の方が気分が変わって良いのだとか。
あー、これわかる。でもそのまま思案するの忘れて三流にまで堕ちたことが何度もある(笑)
休日に会う人
- 三流:昔からなじみの友人知人
- 二流:仕事で付き合いのある人
- 超一流:休日「ボランティア仲間」に会う
ビジネス上では出会えない人と会い、多様な価値観に触れることがポイント。
これつまりママ友とかパパ友と交流したり地域の活動に参加する意味はあるってことだよね??
眠気との戦い方
- 三流:デスクで居眠りする
- 二流:会議室で仮眠する
- 超一流:ホテルで昼寝する
さすがにネタだろう。これは(笑)
ホッと一息
- 三流:自販機の缶コーヒー
- 二流:スタバのコーヒー
- 超一流:5000円のコーヒー
超一流は希少価値のあるコーヒーを、飲んだという体験やラグジュアリーホテルという非日常に対してお金を払っているのです。
ホッとひと息するという目的はどこいった(笑)
と突っ込んだら次の文章で
記憶に残る休み方をすることで「休んだ。リラックスした」という感覚を強く残し脳をだます。というロジックらしいことが説明されていた。
ぐぬぬ。なんか微妙に納得(笑)
※ちなみにコーヒースペシャリストの僕はコストパフォーマンスに優れたコンビニコーヒーを飲みます
入浴
- 三流:シャワーを浴びる
- 二流:湯船に入る
- 超一流:サウナに入る
記憶に残る休み方をする事で脳にゆっくり休んだという感覚をインプットします。
(中略)超一流は「疲労の記憶」を洗い流し、エネルギーを充電する
1日に一度身体を芯から温めた方がが良いって他の本にも書いてあるよね。あと「温冷浴」は自律神経正常化のためによいって言うよね。
気晴らし
- 三流:常に挑戦したい
- 二流:できれば実益を求めたい
- 超一流:達成感さえあればよい
超一流は
・難しいチャレンジはせず、確実に成果がでる趣味を選ぶ
・スポーツなどでも勝ち負けにこだわらない。よいプレーができたことに満足する。
・楽しむことに徹する
なるほどなぁ。
運動
- 三流:たいてい三日坊主
- 二流:休日だけジム通い
- 超一流:日常に組み込んでいる
自転車通勤とかエレベーターを使わず階段とか良さそう。あとは駅からそこそこ歩く家に住むとか(笑)
飲み会の席
- 三流:部下に気遣いを求める
- 二流:店側に気遣いを求める
- 超一流:周囲に気配りをする
仕事の仲間にも、ビジネスパートナーにも、部下にも、お店にも気を配りをすることで、自分の周囲に「安らぎの空間」を作ります。
最近流行りの「ギブ&ギブおまけにギブ」の精神ですな
映画・演劇
- 三流:テレビや動画で楽しむ
- 二流:映画館や舞台に足を運ぶ
- 超一流:本物を体感しようと本場に飛ぶ
見た人の価値観を変えるほどの本物を見るのがよいとのこと。
観劇じゃないけど、オリンピックのチケット取っておくべきだったか・・・