子供が生まれてからまとまった自分だけの時間というものが極端に減りました。スキマ時間で、かなり本を読んでいます。でも最近は実用書とかビジネス書ばっかり読んでたので、久々に家事や育児を忘れるようや没入感高めの小説を探し中です。
小説の探し方
小説の探し方といえば一番よくあるのが
- 本屋の平積みから話題作を読む
- 好きな作家の作品を読む
- メディア化されて話題になった作品の原作を読む
とかですよね。
もう一個自分がやっているのが
- 日常生活とかで小説が出てきたら読んでみる
です。最近は本屋に行く時間もテレビを見る時間もないですからねー。
天使の卵
僕が中高生だった時に村山由佳さんの『天使の卵』という現代の恋愛小説が模試か何かの現代文で出題されたんです。
「珍しいなぁ」と思ったのと、どういう作品の一部なんだろうと思って(現代文の問題として出てくるのはごく一部の一節だけ)、模試が終わった後書店で買って読みました。
まぁよくある(というとあれですが)恋愛小説でした。その作中で主人公とヒロインが知り合うきっかけか何かになった小説が登場します。
それが『夏への扉』という作品でした。
(ちなみに村山由佳さんの小説もこの後色々読んでみたりもしました。「おいしいコーヒーシリーズ」など)
夏への扉
「なんかタイトルが爽やかだなー」と思いつつ(作中でたしか「爽やかな小説」と主人公が述べている)天使の卵を読んでいた時はあまり気に留めてもいなかったのですが、数日後にブックオフでたまたま『夏への扉』を見つけました。
この「日常生活で見つける」という方法で最近気になっている作品があったのでこの前ポチったものがあります。(まだ読んでない)
先日、CAMPFIREという会社のビジョンが書かれたページを見ていました。
「この国にはなんでもある。だけど希望だけが無い。」
村上龍「希望の国のエクソダス」で主人公がつぶやくこの言葉が、いまの日本を表している気がします。 高度経済成長・近代化を遂げ、私たちは豊かになりました。 しかし、一方で行き詰まりを感じることも増えてきたのではないでしょうか。 少子高齢化、不景気、震災、心の問題、働き方。様々な問題が次から次へと噴出しています。
(中略)1人でも多く、1円でも多く、お金がなめらかに流通する世界を構築し、ありとあらゆる機会による格差をこの世から無くしたい、そのためにCAMPFIRE経済圏を作っていきたいと、私たちは本気で考えています。
私たちはインターネットを通じて、革命を起こし、あらゆるものを個人の手の元に取り戻します。 既存の仕組みを破壊するのではなく「アップデート」する。 血の流れない革命、それを私たちは「優しい革命」と名付け、ビジョンとして掲げています。
CAMPFIREまじカッコいい会社だなぁと思いつつ、ここで登場する「希望の国のエクソダス」という作品が気になりました。(CAMPFIRE代表の家入さんの本も気になりますね)
希望の国のエクソダス
村上龍さんの作品はない読んだことないんですが、カンブリア宮殿は毎週観ています。
小説家だとは存じておりましたが、こんなきっかけで読むことになるとは。
題名がなんかかっこいい(笑)
没入感最大級の小説
先日の妻との会話↓
(なんかいろいろあって)あなた、物知りだよね〜
まぁね。かなり本たくさん読んでるからね
今まで読んだ中で一番おすすめの本ってなに?
え。。。「新世界より」かな
へぇ。どんなビジネス書なの?
・・・SF小説です
新世界より
コレまじで面白いです。ホラーというジャンルみたいですが、SFサスペンスかなぁと思います。
上中下巻の超大作ですが没入感やばいっす。上巻をうっかり読むと徹夜して読むコトになりますのでご注意を。
途中も面白いですが、衝撃のラストも鳥肌が立ちます。
実はアニメ化もしていて、アニメの方は原作に忠実です。
アニメ版や原作とはまたストーリーが少し違う漫画版↓も出ております。